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2022年度新入社員意識調査結果を発表しました
掲載日：2022年05月19日 14時27分
２０２２年４月にオンラインで開催した「新入社員セミナー」参加者を対象に、新入社員意識調査を実施いたしました。本年の調査結果がまとまりましたのでお知らせいたします。（詳細は、下のボタンからダウンロードしてご覧ください）。
～今年の新入社員の傾向は～
1.人生観は多様化。成長意欲が高く、他者や社会への貢献にも関心
２．より人間関係を重視、お互いに尊重し協働する職場を望む
1.人生観は多様化。成長意欲が高く、他者や社会への貢献にも関心
・「どんな生き方をしたいか」の質問に対しての回答が昨年までと大きく変動。トップが「自分の能力を発揮できる生き方」で２3.2％、2位「平凡な生き方」、3位「豊かな生活」と続いた。長年1位だった「幸せな家庭を築きたい」が10ポイント以上も低下し、「社会の役に立ちたい」が初めて10％を超えた。（問1）
・社会人生活への期待は、「人間として成長できる」58.6％と「収入が得られる」54.７％が過半数の人が選択。次ぐ上位に「技術・スキルを身に付けられる」と「社会や会社に貢献できる」が選ばれた。（問3）
・仕事の上で重視することは、1位の「やりがい・楽しさ」65.5％と、2位の「自分自身の成長」52.2％の2項目が過半数の人が選択。（問5）
・徳島県内の企業を選んだ理由として、「地元で働きたい」が54.7％と昨年までと比べ倍以上に伸びた。（問6）
・仕事とプライベートに優先度は、「どちらかといえばプライベート」が49.0％で1位だが、「仕事優先」「どちらかといえば仕事」で38.9％と仕事優先割合も向上。（問13）
・期待年収については1位が400万円台で30.0％、2位が300万円台で27.1％。500万円 台以上の選択率が昨年の54.1％から37.0％まで大きく低下。（問14）
・希望する職場環境は1位「お互い協力し助け合う風土」65.0％、2位「アットホームな雰囲気」52.7％と断トツ。次いで「遠慮せずに意見を言い合える」、「個性を尊重する」が選ばれている。（問8）
・上司や先輩への期待については、「丁寧な指導」が52.2％で1位、2位が「相手の意見や考え方をよく聞く」で40.9％。反面、周囲を引っ張るリーダーシップ」や「言うべきことは言い、厳しく指導」は総じて選択率が低い。（問9）
・社会人生活に対しての不安は、「仕事についていけるか」の選択率が73.4％と断トツだがこれは妥当な結果。他に「会社内の人間関係」44.3％、「仕事と私生活のバランス」36.9％、「環境変化への対応」30.0％、「会社への適合性」29.6％などへの不安が高い結果となっている。（問4）
３．強みは周囲との「協調・協働」、強化すべきスタンスは「自発」「試行」
３．強みは周囲との「協調・協働」、強化すべきスタンスは「自発」「試行」
・仕事をする上で、自信のある能力（自身の強み）は、1位「傾聴力」で33.5％、2位が「主体性」で28.1％、それに「柔軟性」27.1％、「実行力」と「規律性」が23.2％、「状況把握力」21.7％と選ばれた。自信はないが意識的に強化したい（必要と考える）能力は、1位「主体性」39.4％、2位「計画力」29.1％、以下「実行力」と「発信力」が28.6％、「働きかけ力」27.6％、「創造力」21.2％と選ばれている。（問10、問11）
【まとめ】
Z世代とも呼ばれる今年の新入社員は、2年以上にわたる新型コロナ禍での生活、デジタル技術の著しい発達等の中で、オンラインでのコミュニケーションや新しいワークライフバランスなどに触れ、新しい価値観を持って育ってきている。「SDGｓ」や「社会的課題の解決」といったキーワードも企業やメディアからの発信で頻繁に目にすることもあり、働くことに対する価値観としては「楽しくやりがいのある仕事をする」「仕事を通じて自分を高める」「社会貢献をする」といった特徴がうかがえる。また、働きたい職場環境や上司や先輩への期待については、より人間関係を重視する傾向が強くなっている状況が見てとれる。
積極的なコミュニケーションや丁寧な指導で信頼関係を構築することはもちろん、指導に当たっては、今の仕事の意義や目的を明確に示し、その仕事への取り組みによってどのような能力が身につくのか、会社や社会にどのような貢献となるのか、などをきちんと伝えることが求められる。
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